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良薬は口に苦し
ハーモニィを利用されている保護者の方から「薬が苦手で飲んでくれないんです。。。」
という声を聞くことがあります。きっと、共感する方も多いでしょう。
そこで、お薬を服用するときに大切なポイントや工夫をお伝えしようと思います。
ポイント
① まず基本姿勢として、事前に「お薬を飲む」ことを話しておきましょう。薬は病気を治すため、
症状を楽にするため必要なものであることを伝えます。理解できるかできないかは関係なく
小さなお子様でも「お薬飲もうね」「早く良くなるために飲もうね」など声かけしてあげましょう。
② そして、飲めた時にはしっかりと褒めてあげましょう。抵抗なく飲める子も褒めてあげます。
普段は飲めないお子さんが、嫌なことを乗り越えて、頑張って飲めた時には、一緒に喜んで褒めて
あげましょう。子どもにとって、ひとつの成功体験であり、自信につながります。
(全部は飲めなくても、頑張ったことを認めてあげましょう)
③ どうしても飲めない時、いろんな理由があるでしょう。叱ったりしないで、時間を空けて
進めてみましょう。飲めないことで症状が続く時、病気のピークを越えるまで、身体が楽になるよう
慌てないで看病しましょう。
服用時の工夫
☆ 溶かして飲む時は、飲む直前に溶かします。(時間が経つと嫌な味が出てきます)
☆ 何かに混ぜる場合は、飲めるだけの量にします。
☆ 練乳やチョコレート、ココアなど嫌な味が隠れやすいものを混ぜてみてもよいです。
☆ 意外に、水やお白湯のほうが嫌な味が出にくく、飲みやすいこともあります。
☆ 少量の水に溶いて、小さい氷にします。(口の中が冷たいと味覚が鈍くなります)
☆ 指先に水をちょっぴり付けて、お薬をお団子にして飲みます。上あごの奥や頬の内側に付けても、
飲んでもいいです。お団子にすることで広がりを抑えます。また、服薬ゼリーやオブラートで
お団子を包んで飲んでもいいです。
☆ 酸性の飲食物と相性が悪いお薬があるので注意しましょう。(当院では苦味が出やすいお薬に
注意書きを添えています。ヨーグルト・スポーツ飲料・乳酸菌飲料・柑橘系のジュースなどは
避けましょう)
☆ 一度に飲めない時は、何回かに分けて飲んでみましょう。
☆ 薬を飲んだ後は、水を飲むなどして口の中に残らないようにします。
お子さんが、どんな味を嫌がっているか、味見をしてみてもいいですね!